2022年度 東京都精神科医療地域連携事業 症例検討会


2022年9月14日(土)17:30〜18:38 昭和大学附属烏山病院 中央棟4F 集会室

*外部医療機関にはZoomにてWeb配信

司会進行 横山 富士男(埼玉医科大学病院 神経精神科名誉教授 医師。以下、横山)

テーマ『思春期症例』

東京都精神科医療地域連携事業と症例検討会  ご挨拶

近藤 周康 昭和大学附属烏山病院 総合サポートセンター実務責任者 ソーシャルワーカー

石黒 雅浩 東京都福祉保健局 障害者医療担当部長

横山:ただいまより、2022年度 東京都精神科医療地域連携事業 症例検討会を開催いたします。本日司会進行を務めさせていただきます、埼玉医科大学病院 神経精神科の横山富士男と申します。よろしくお願い申し上げます。

 私は、埼玉医科大学病院神経精神科で児童・青年期の専門外来を行っておりましたが、令和4年3月で退職し、非常勤になりました。発達障害の学会等でご縁がありまして岩波明院長先生にお誘いいただきまして、今年の4月から昭和大学附属烏山病院精神科で思春期外来を担当させていただいております。そのようなご縁で本日の症例検討会の司会を仰せつかりました。

 本日は昭和大学附属烏山病院からのWeb配信という形式にて進行させていただきます。開会に当たりまして昭和大学附属烏山病院ソーシャルワーカー近周康さんよりご挨拶を頂戴します。近藤先生、よろしくお願いします。

近藤 周康(昭和大学附属烏山病院 総合サポートセンター実務責任者 ソーシャルワーカー。以下、近藤):

 横山先生、ありがとうございました。烏山病院の総合サポートセンターの責任者をしています近藤と申します。よろしくお願いいたします。

 本日は、東京都精神科医療地域連携事業症例検討会にご参加いただきましてありがとうございます。当事業は平成26年から当院で東京都から委託を受けてさせていただいております。精神疾患を持った方が円滑に適切な精神科医療に結びつくような体制整備を行うことを任としております。

 おかげさまで、昨年度、2021年度は『地域連携と依存症』ということで症例検討会をさせていただきまして、地域の医療関係者と行政の皆様、先生方のご協力でさせていただきました。大いに関心を持っていただきました。

 

 今年度は思春期というところに焦点を当てさせていただきまして、それに伴う症例をお二人の先生方からご講演をいただきます。2例ともとても興味深い内容ですので、今回ご参加いただいている行政の皆様や医療関係の先生方は大いに参考になるかなと思っております。後ほどパネルディスカッションも用意させていただいておりますので、ご参加いただきまして闊達な議論をしていただければと存じます。

 

 当日になってしまって申し訳ないのですが、本日ZoomでWeb配信にご参加いただいている皆様に関しましては、時間制限の関係がございまして、第1題の花輪先生の演題の後、休憩を入れさせていただきます。一旦ご退室いただきまた再入室と非常に手間をかけさせて申し訳ないのですが、ご理解いただきましてよろしくお願いいたします。

 今回はお忙しい中、当症例検討会にご参加いただきましてありがとうございます。今後ともこのような事業を円滑にできますようにしたいと思いますので、皆様のご協力をお願いいたしたいということで挨拶にかえさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

横山 :近藤先生、ありがとうございました。

 続きまして、東京都福祉保健局 障害者医療担当部長、石黒雅浩様より、ご挨拶と精神科医療地域連携事業の概要のご説明を頂戴したく存じます。石黒様、よろしくお願いいたします。

石黒 雅浩(東京都福祉保健局 障害者医療担当部長。以下、石黒):

 東京都福祉保健局 障害者医療担当部長の石黒でございます。本日は区西南部圏域の令和4年度症例検討会にお招きいただきましてありがとうございます。また、ご出席の皆様方には日ごろより東京都の福祉保健行政に多大なるご理解とご協力を賜りまして、改めて心より感謝申し上げます。

 

 さて、東京都の精神科医療地域連携事業は、精神障害者が地域で必要なときに適切な医療が受けられるよう、精神疾患に関する地域連携体制を整備するため、平成25年度より実施してまいりました。この事業の柱の一つとして、島嶼部を除く都内の二次保健医療圏において、精神科医療機関への委託を通じ、地域における連携事業を実施しております。このうち目黒、世田谷、渋谷の3区にまたがる区西南部圏域では昭和大学附属烏山病院様にお力添えをいただき、地域連携会議の開催や連携ツールの運用などを通じ、地域における顔の見える関係づくりに向けて取り組んでいただいているところでございます。

 

 本日の症例検討会は、現下の状況に鑑み、Web会議システムの活用により実施していただいております。長引くコロナ禍で対面での交流が難しい中、こうした創意工夫をもって事業の継続にお骨折りいただいておりますことに厚くお礼申し上げます。本日の会が関係機関の皆様にとり連携強化の一助となりますことを祈念いたしまして、私からのご挨拶とさせていただきます。本日はどうぞよろしくお願いいたします。

横山 :石黒様、どうもありがとうございました。